前回、前々回とオフセットフックの選び方の記事を書かせて頂きました。
今回の記事は前回触れた部分は少し割愛させていただいているので、気になる方は前回の記事も読んでいただけると幸いです。


順当に行くと上級編になりますが、私の実力不足もあり、割愛させて頂きます(笑)
ということで今回は番外編で私が「このフック凄いなっ!」と思って長年使用しているオフセットフックと、オフセットフックの釣り全般において気をつけなければいけない点を記事にします。
愛用しているフックの結論から申し上げるとこのフックです。

Hayabusa D.A.S OFFSET
大体どこの釣具屋さんにも置いてあります。それだけに使っている方も多いと思います。
消耗品はどこに行っても買える、安定して流通している事が超重要だと私は思っているので非常にありがたいです。
なぜこのフックを愛用しているのかは中級編で書いた
- 掛かりシロの広さ、アイとフックポイントのギャップがある事
- ワームと一体感のあるゲイプ幅
- スプリングバックを活かせるフック
以上の3つの条件を満たしていることに加えて
- ワームの頭が裂けづらい構造になっている
- シャンクがストレートボトムになっている
少なくとも合計5つのメリットがあります。

DASオフセットのパッケージの裏にも書いてありますね。
シャンクをストレートボトムにすることでその部分はスプリングバックしません。DASオフセットでスプリングバックするのはクランクとベンドの二箇所のみになります。
したがって通常のシャンクが湾曲しているオフセットフックに比べてフッキングパワーのロスが少ない設計になっています。
ワームの頭が避けづらい構造に関しては
Zクランクの部分の構造に加えて、アイからクランクまでの距離が他のフックに比べて長めに設計されています。
ワームが裂けづらい、フッキングパワーが伝わりやすいため、対カバーで使うオフセットフックとしては最高のフックだと思います。
DASオフセットのスプリングバックの性能に関しては
DASオフセットでフッキングした場合下の図のような形でフッキングします。

線の上側がバスの口だと思ってください。
新品のフックを置いているのでフックのアイがバスの口にめり込んでいますが、実際にはフッキングの際にフックがしなり、めり込む事はありません。しかし、アイがバスの上顎方向へと戻ろうとする力(スプリングバック)が強烈に働きます。
このおかげでファイト中のバラシが極端に減ります。
釣った後、フックを外してみると大体このような感じになります。


手ではなかなか外すことができないため、ペンチは必須です。
1匹釣ると曲がってしまう事が多いため、交換する頻度は他のオフセットフックと比べて高めです。
それが唯一のデメリットですかね。
DASオフセットのワームのセットに関しては私の場合、ストレートフックのように針先を一度も出さずにセットします。
理由はワームの姿勢を崩したくない事と根掛かり防止の2点です。
通常のオフセットフックと比べて
アイとフックポイントのギャップがある事、フックポイントが若干外側を向いている事からフックポイントを一度出してからフックポイントだけワームに埋め込むようなセットの仕方だとワームの姿勢が崩れ、フックポイントがすぐに露呈してしまいます。
私の場合、DASオフセットはストレートフック感覚で使っているので、フックポイントを出さない事に関して抵抗はありません。
そもそもこのフックは、ストレートフックとオフセットフックの間のようなフックだと個人的には思っています。
最後に
オフセットフックでフッキングをする際の気をつけなければいけない点を書いて終わりたいと思います。
それは「ラインの角度をつける事」です。
フッキング時にラインの角度をつける事ですっぽ抜けを少なくし、フックポイントをバスの口に掛ける確率を上げる事ができます。
フッキング動作で釣果が顕著に差が出るのがライトキャロの釣りです。特にディープを攻める場合は要注意です。
水深があるため一見するとラインの角度があるように見えます。
しかし、長時間リグをボトムに置いておくとフロロカーボンラインが沈んでラインがボトムを這っている状態になります。
バイトがあってバスが自分の位置とは反対方向に走った場合はラインが引っ張られるために沈んでいたラインが浮き上がり、ラインに角度がつきます。
ただ、バイトがあってバスが手前(自分の方向)に走ってきたり、バイトがあった位置から動かなかった場合はラインは沈んだ状態、もしくはラインが沈んでいる+糸ふけがある状態になります。
どんな状況でもバイトがあっても慌てずに
まずはリールを巻くことによってラインの角度をつけることを意識してからのフッキング動作を心がけましょう。
そうすることでフッキング率は格段に上がると私は考えています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。