ルアー

ラバージグとテキサスリグを使い分ける

最近、もう生産がないのかなぁと思っていたOSPのJIG ZERO ONEのファインラバーモデルが市場に再び供給されていることにとてもテンションが上がりました。

 

 

 

※感覚ですが、ブラック単体とブラックブラウンが再生産されたように感じます。

 

 

最近のラバージグの市場の流れはシリコンラバーが主流で、ファインラバーのジグをお店で見かけるけることはすっかり無くなりました。

 

 

どちらが優れているというわけではないですが、個人的にはラバーが水中で柔らかく動くファインラバーモデルが好きで愛用しています。

 

 

とはいえラバー耐久性の部分では、シリコンスカートは劣化しにくいのに対して、ファインラバーはジグにワームをセットしたまま放置するとラバーがワームの油を吸ってしまい、ラバーがすぐに劣化してしまいます。

 

 

ラバーのカラーに関してもシリコンラバーに比べてファインラバーは種類が少ない、透けるからーが無い、ラメが入っているものが無いなど細かくカラーを選びたい方にファインラバーは向いていません。

 

 

そんなメリット・デメリットが両者にはありますので適切に使い分けていきたいものです。

 

 

ここからはタイトルのお話になります。

 

シャローカバーを攻略する上で欠かせないラバージグとテキサスリグの使い分けに関してはカバーに対しての扱いやすさ着底付近のアクションの違い着水音の3点で私の場合は使い分けています。

 

  • カバーに対しての扱いやすさ

フローティングカバーやブッシュの中にリグを撃ち込んでいく場合にはカバー貫通性の高いテキサスリグの使用頻度が高いです。(ウィードを拾いやすい場合も同様)

この場合はシンカーが動かないようにペグどめをします。(シンカーとペグの隙間は5mmくらい)

テキサスリグでもカバーが濃くなればなるほどワームがカバーと接触することによってワームがずれてしまったり、魚を釣る前にワームが裂けてしまったりする事も増えてきます。

そんな時はフックをフッ素加工されていないものに変えてみたり(ワームのずれ防止)、マテリアルの丈夫なワームに変えてみたりすることも必要です。

 

マテリアルが丈夫でおすすめなワームは

ZOOMのウルトラバイブスピードクロー、マックスセントシリーズです。

 




テキサスリグの派生系として直リグやチェリーリグもありますが、フックのアイの部分が露出してしまっているため、カバーと接触しているうちにワームがずれやすいことから濃いめのカバーを攻める場合はテキサスリグの使用頻度が多くなります。(テキサスリグだとワームヘッド部分をシンカーが覆ってくれるためワームがずれにくい)

 

反対に葦の外側、橋脚などの人工的に作られたハードストラクチャーは貫通力はそこまで必要がないので、ブラシやラバーの抵抗が大きいラバージグでもストレスなく使用することができます。

この場合はラバージグ、テキサスリグ、直リグ、チェリーリグ等どんなリグでもOKだと思います。

 

  • 着底付近のアクションの違い

ラバージグの場合は着底後にラバーが広がることにより、アングラー側がルアーを操作しなくても自発的にルアーが動きます。

加えてルアーのシルエットもラバーが動くことにより一定では無いため、魚がルアーを見切りづらくなるのではと考えています。

一方のテキサスリグは、着底後は湖流などの流れが発生していればワームが動きますがシルエットは一定です。

ペグどめをしているテキサスリグは特に着底後の動きが制限されてしまうので魚が着底後にルアーに反応しているように感じる時は、ラバージグもしくはペグどめしていないテキサスリグを選択します。

ペグどめしていないテキサスリグのメリットは、シンカーが先に着底してから一瞬のノーシンカー状態をワームに与えることができるのでスピードの変化によるリアクション効果があること。

着底後も縦方向にルアーを跳ねさせることでシンカーとワームの動きにタイムラグが起きるのでシンカーのクイックな速い動きとそれを追従するワームとでペグどめをしているテキサスリグとは違ったアクションが出せます。

ペグどめをしていないテキサスリグの場合のおすすめワームはセンコー5インチです。

 


 

  • 着水音

シャローカバーの釣りをする上で気をつけなくていはいけないのが着水音です。

人的プレッシャーや湖の水面が穏やかな時ほど魚の警戒心は高くなるので、無音で着水するキャストをどれだけできるかがキーになる事もあるように感じています。

ラバージグとテキサスリグではラバージグの方がルアーが水面に触れる際にラバーが抵抗になることによって着水音を消しやすいです。

上手な方はテキサスリグでもリールのサミングとロッド操作で着水音を綺麗に消せますが、私はそこまでキャストが上手では無いため、着水音を消せるキャスト回数を増やしたい場合は私はラバージグを選びます。

 

その際は自分の基準となるタックルバランス、ルアーウエイトを見つけておくとルアーをコントロールしやすいです。

私の場合は

  • ロッド バンタム170H
  • リール 20メタニウム
  • ライン GTRウルトラ20ポンド
  • ルアー JIG ZERO ONE 9g + ウルトラバイブスピードクロー

このセッテイングが着水音をコントロールしやすくて基準にしているバランスです。

 

ちなみにフォールスピードに関してはBasserで並木プロは1mルアーをフォールさせるのに2秒かかるスピードが黄金のフォールスピードだとおっしゃっています。(ハンツ5g+ドライブクロー3インチ、ハンツ7g+ドライブクロー4インチ)

 

まとめ

  1. 濃いカバーを攻める場合はペグどめしたテキサスリグ
  2. カバーが濃くなければリグはなんでもOK
  3. 着底付近のアクションの違いでラバージグとペグどめしないテキサスリグを使い分ける
  4. 着水音を消したければラバージグ

 

ざっくりまとめるとこんな感じになります。参考になれば幸いです。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。