独り言

世界一シンプルで科学的に証明された究極の究極の食事

たまには釣り以外の事もブログで取り上げてみようと思います。

 

今回は食べのものお話です。

 

おかっぱりでランガンするにも、ボートで長時間釣行するにも体力は大切ですし、もちろん仕事に関しても体力は大切です。

 

トップアスリートのように一般人が体を鍛える必要があるとは思いませんが、10代・20代の頃の体を(自分が一番体力があった、体調が良かった)維持しようと努力する事は大切だなぁと30歳を過ぎて強く感じています。

 

 

人の体は食べたものでできています。

 

 

私の場合は、20代前半まで殆ど食べ物に関して気を使っていませんでしたが、20代後半から胃もたれをするようになったり、体のだるさがあったり、体重の増加等の体の変化が起きるようになってきました。

 

 

それまでの食生活は食事の主なエネルギー源が精製された白い炭水化物を中心に1日3回。

 

 

特に朝と昼はコンビニで済ますことも多く、パンとおにぎりが食事の大半を占めていたと思います。野菜が足りないと感じた時は野菜ジュースを追加していました。

 

 

夜は毎晩お酒を飲み、週末ともなると月2回から3回は飲みに行く事もあり、肝臓が休める日は殆どありません。

 

2015年くらいから糖質を減らすと体重が落ちるという情報を聞いて

 

毎日飲んでいる発泡酒を糖質を70%カットしている発泡酒に変えたところ、確かに体重は5kgくらい減りました。

 

この経験から糖質を含んでいる炭水化物を食べると太るという認識が私の中でできました。

 

糖質=悪

 

そんな認識の時に出会ったのがこちらの本でした。

 

 

「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」

この本は膨大な研究論文をもとに、科学的根拠に裏付けされた「新しい時代の食の常識」を教えてくれる本です。

 

それは科学的根拠のない健康情報がマーケティングの一環として利用されてしまっている側面があることを前提に、省庁が発表する「ガイドライン」ですら歪められてしまっているケースも中には存在するということです。

 

厚生労働省と農林水産省の共同で「食事バランスガイド」という健康的な食事の指標を発表していますが、その中でご飯(ガイドラインの絵では白米)をお茶碗で1日中盛り4杯程度を推奨しています。

 

科学的な根拠に基づくと白米は1日2〜3杯ですでに糖尿病のリスクが上がり始める可能性があります。

 

 

2015年に厚労省が玄米や麦などの精度が低い穀物を含む弁当やレストランのメニューに「健康的な食事」のマークをつけてお墨付きを与えようとした事があったようですが、自民党の農林水産関係の会合で「白米の生産に影響が出る」ということで取りやめになったそうです。

 

 

本書は健康意識の高い人が誤った情報を信じてしまうことで、その努力が無駄になったり、不健康になったりする人を減らしたいということで書かれた本になります。

 

 

今回は本書の一部だけご紹介させていただきたいと思います。

 

 

本当に健康に良い食品5つ

ここでいう健康とは脳卒中、心筋梗塞、がんなどのリスクを下げることを意味しています。

  • 野菜と果物
  • 茶色い炭水化物
  • オリーブオイル
  • ナッツ類

以上の5つが複数の信頼できる研究で報告されている食品です。

 

今回は茶色い炭水化物、野菜と果物に絞ってご紹介させていただきます。

 

茶色い炭水化物

茶色い炭水化物とは玄米やそば、全粒粉を使った茶色いパンの事を指します。

反対に白い炭水化物とは白米、うどん、パスタ、小麦粉を使ったパンなど精製された炭水化物を意味しています。

茶色い炭水化物と白い炭水化物の違いは食物繊維の量で、食物繊維の量が多いのが茶色い炭水化物で少ないものが白い炭水化物です。

そして極限まで食物繊維の量を少なくしたものが砂糖などの糖であると言われています。

科学的には「白い炭水化物≒糖」と考えても良いそうです。

白米を食べるのも、甘いお菓子を食べるのも、人体にとっては殆ど同じという事です。

白い炭水化物より茶色い炭水化物を多く摂取している人のデータをざっくり紹介すると

  • 心筋梗塞や脳卒中などの動脈硬化によって起こる病気になるリスクが21%低下
  • 1日50gの白米を玄米に置き換えることで糖尿病のリスクを36%低下させる(推定)
  • 茶色い炭水化物の摂取量が多い人ほどBMIが小さく腹囲が細い

炭水化物=悪と考えていた自分にとっては衝撃的な内容でした。

 

では白米を食べすぎなければ問題がないのか?

そんな疑問も出てきます。

本書では少量の白米でも体に悪いとのことで、白米の摂取が158g増えるごとに糖尿病になるリスクが11%増えるとのことです。

 

野菜と果物

野菜と果物が体に良いという事は一般的だと思います。

しかし、ジュースやピューレなどの加工して販売されている商品では健康上のメリットが大きく失われています。

大半の果物は糖尿病のリスクが低いのに対して、フルーツジュースでは1週間にコップ3杯のフルーツジュースを摂取している人は糖尿病のリスクが8%高かった報告があります。

フルーツジュースは食物繊維を取り除き、加糖のみを摂取しているので糖尿病のリスクが上がるのではないかと考えられているようです。

 

野菜ジュースに関しては健康に良いというエビデンスがなく、製造会社の加工過程で不溶性の食物繊維の多くが除かれてしまっているので、野菜ジュースではなく食品として野菜を摂取する事を本書ではおススメしています。

 

終わりに

信頼できる健康に関する情報は

本を購入して勉強したり、ネットやYouTubeで検索すると本の要約情報が沢山出てきます。(YouTubeだとオリエンタルラジオの中田さんが沢山の健康本を要約されているのでおすすめです。)

ただ、この手の情報は自分で探しにいかないと絶対に入っていきません。

私のブログを見て頂いている方はバス釣りをされている方が大半かと思います。

健康に関して検索する機会がこれまであまりなかった方の参考になれば幸いです。

本書が少しでも気になった方は是非読んでみてください。メルカリでも安く出品されていますし、図書館に置いてあるところもあります。

 

※玄米は炊き立てでなくても味が落ちないので、最近では白米よりも個人的には好きです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。