東北リバー

初冬のリバースモール攻略法

2022年も残りわずかとなりました。

季節も進行してフィールドに通うアングラーもハイシーズンに比べると少なくなってきていると思います。

 

ですが、12月は意外とバスが釣りやすい季節だったりします。

 

理由としては秋から冬になり、どの水深もバスにとっては適温で色々なエリアに散っていたバスの行動範囲が水温低下とともに狭まるからです。

 

ではどんな場所にバスは溜まるのか?

 

ディープ??やる気のある魚はシャローにいる⁇

 

ディープ、シャローのどこを狙えば良いのか⁇

 

どんなルアーを選べば良い⁇

 

考え出すときりがなく、とても休日だけでバスを追うのは難しいです。

 

今回は川のスモールマウスの初冬の攻略法を、私なりにまとめてみたいと思います。

 

狙うエリア

私の場合はスポーニングエリアとスポーニングエリア絡みのブレイクを狙います。

 

理由は増水や減水で変化の激しい川にとって、春にバスが産卵する場所は比較的安定している(居心地が良い)エリアになります。

 

スポーニングエリアに春先と同様の水深が確保されていればスポーニングエリアを。

 

減水しているようならスポーニングエリアから一段落ちたブレイクを狙います。

 

ブレイクを狙う場合は流れ過ぎていないことが重要です。(多少の流れはプラス要素)

 

また、秋も進むにつれてスモールマウスも産卵に向けて抱卵しているような体型のバスが増えてきます。

 

抱卵しているということは春になる前のこの時期から、産卵に向けて行動をとっていてもおかしくはないのかなぁと個人的には思っています。

 

水温

5℃あれば比較的口を使いやすいです。地域にもよりますが、東北の川だとクリスマスまでが基準です。放射冷却や雨の影響で水温は変化しやすいので、なるべく水温が安定しているタイミングでの釣行を計画しましょう。

状況に応じてアクションを食わせ中心にするのか、リアクションを中心にするのか判断が必要です。

 

私の場合は水温が安定していると判断した場合は食わせ中心、水温が低下していると判断すればリアクション中心にします。

もちろんこの考え方が全てではないので、現場で微調整が必要です。

 

おすすめのリグ

水温低下とともにバスがルアーを追えるスピードも範囲も狭まります。

 

また川は根がかりが多いため(意図しない沈みものが多い)ライトリグを選択するのが無難です。

 

リアクション要素を求めてメタルバイブを使用することも有効ですが、根がかりのリスクと掛けてからのバラしやすさを考慮するとライトリグでリアクションを掛けていくことの方が個人的には好きです。

 

ライトリグはダウンショットが食わせもリアクションにも使えるのでオススメです。

 

タックルバランス

  • ロッド

レジットデザインのワイルドサイドWSS-ST59ULがオススメです。

繊細にシェイクができて、ティップにそこそこ張りがあるため根がかりが起きにくいです。食わせ・リアクションも掛けやすく意図したアクションをルアーに与えやすいのもおすすめできるポイントの一つです。

 

短い竿は飛距離が出ないと思われがちですが、ライトリグを飛ばす場合はラインの太さを変えたり、シンカーのウエイトを変えた方が飛距離は出ます。

 

  • リール

リールは竿とのバランスもあるかと思います。150g〜170gくらいの自重のシマノでいうとC2500番のリールが使いやすいと思います。

 

  • ライン

フロロカーボン一択で太さは3.5ポンドです。

水温が下がってきたといえど、掛けてからはそこそこ引きます。岩の根ずれ対策と掛けると45cmがアベレージなので(50upも比較的釣りやすい時期)3ポンドだと少し頼り無いです。

4ポンドに上げてしまうと今度は飛距離が出ないため、色々試行錯誤した結果3.5ポンドに落ち着いています。(バニッシュレボリューションの3.5ポンドを使用していますが廃盤?)

ラインが硬くなりやすい冬は、なるべく線形の細くてしなやかなラインがオススメなので、その他の候補としてはシーガーR18フロロリミテッドの3lbか4lbが良いかと思います。

 

 

 

  • シンカー

1.2gを基準に飛距離を出したければ1.8gへ、根がかりが多い場合は0.9gに変更します。

なるべくタングステンのものを選びましょう。

 

  • ルアー

 

2インチから3インチのサイズ感へ反応が良いです。

 

食わせ特化ならドライブシュリンプ3インチ、食わせとリアクションを考慮するならドライブクロー2インチを選択します。

 

食わせに関してはシェイクした時に爪が弱い波動で動く上記のワームは優秀です。

 

違いとしては逆手の部分の張りと爪があるドライブクローは抵抗値が大きいので、リアクション的に動かした時に爪と逆手がストッパーの役割を果たして移動距離を抑えてくれます。

 

カラーに関してはゴーストシュリンプ、カワエビあたりを基準に、水の透明度と水に入る光量を意識して選択します。

 

ライトリグはルアーをバスに見せる時間が長い釣りのため、どのくらい目立たせるのかを考える必要があります。

 

水の透明度が高くて、晴れている場合はボトムや水に溶け込むカラーを(上記で紹介したようなカラー)

 

濁っていて曇っている場合は目立つカラーを(黒、スカッパノン、ラメの色がきついカラー)

 

もちろん状況に応じてその間に位置するようなカラーも準備が必要です。(グリーンパンプキンとか)

 

食わせで誘っていてショートバイトの場合は

カラーの変更

ワームの変更

アクションの変更

上記の3点を試します。

 

 

実釣編

2022年12月11日に仕事でお世話になっているSさんをガイドして参りました。

 

上記の内容を中心に説明し、濃いめのカラーのドライブシュリンプの食わせのアクションにショートバイトがあったため、ワームをドライブクローの薄い色に変えてリアクションで誘ってもらうと即バイト。

 

残念ながらファイト中にバレてしましましたが、午後にはきっちりキャッチされていました。(水温は8℃)

 

釣り納めの参考にしてもらえると幸いです。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。